久しぶりに続報があったようで、
これまでに明らかになった点を
書いておきます。↓




【現場】
→ 世田谷区上祖師谷3-23-26 (Google Map)
【被害者】
・宮澤みきおさん (当時44歳) は、
森林風致計画学専攻科に入学、
人形劇に熱中していたという。
→ 演劇サークル在籍当時の作品
・'79年に、川本喜八郎の人形劇に
アニメーターとして参加。
→ 「火宅」 スタッフ一覧
→ 「火宅」 (Youtube)
・「フランケンシュタイン・ロマンス・フォー・レディース」は、
'82年11月に、下北沢の劇場で公開された。
ヒロインは星合恵子さん。
→ テレビ番組で紹介された時の映像 (Youtube)
・'82年に卒業で、卒論がこちら。↓
→ 「谷における建造物の位置の視覚的影響」
・卒業後は、
森林都市研究所などの契約社員を経た後、
'84年に、友人と映画や漫画を製作する
編集プロダクションを設立している。
・また、クイズ番組の制作にも、
出題などで関わっている。
・泰子さんの父親は、不動産ブローカーで、
'83年の9月に亡くなっている。
・'87年に、米国大手コンサルタント企業の
日本支社に入り、シニアコンサルタントの肩書で
nifty、群馬県水上町、富士銀行などの
CIプロジェクトを手掛けていた。
・'97年3月に、同社を退職し、
同年7月に、同業の他社に転職。
・1年後には、英国の大手経営コンサルタント会社の
日本支社に移籍し、CI部門のリーダーに就任。
・泰子さんは、'81年に
・造形作家A氏に、
みきおさんから十数年ぶりの電話があったのは、
事件の約1カ月前の11月。
・「年末までに旅客機の模型に
色を塗ってほしい」との依頼だった。
・みきおさんの会社が、
大手航空会社に旅客機の
機体のデザインを変更する提案をしており、
その関係とみられる。
・A氏は、模型制作会社を紹介した。
・模型制作会社は、旅客機の模型2~3機に
赤と青の塗装を施し、事件直前の年末、
みきおさんの会社に納入した。
→ 赤と青の塗装
→ 2001年からディズニーキャラをプリントした機体が登場
【犯人像】
・現場に残されていた血液のDNAから
ルーツをたどる人類学的解析により、
父系がアジア系の民族、
母系に欧州系(地中海)民族が
含まれることが判明。
・「日本人には少ない型」
とする専門家の声もある。
・犯人が、子供部屋の2段ベッド付近や、
階段の移動時に壁に背中を付けるなどして、
軍隊などで習うような、横歩きをしていたことが
足跡からわかっている。
・インターネットを使用した際の接続先は、
被害者の会社のサイトから、
大学の研究室のサイトや、
科学技術庁のサイトなど、
専門色の強いサイトまで含まれていた。
・また犯人は、「劇団四季」
(これは被害者が、あらかじめ
インターネットブラウザの"お気に入り"に
登録していたものである)の
舞台チケットを予約しようとして
失敗した可能性がある。
・1度目の接続 ( 午前 1時18分頃から
パソコンを 5分18秒だけ起動 )では、
カラのフォルダを作成して、
「劇団四季」のサイトにアクセスしており、
2度目の接続 ( 午前 10時5分頃から
パソコンを4分16秒だけ起動 )では、
被害者の会社のサイトなどにアクセスし、
最後に強制終了していた。( 「週刊朝日」談 )
・今回判明したのは、
「2回目の接続が、マウスが落下したことによる
誤作動だった可能性が高い」 ということ。
→ FNNのニュース映像 (Youtube)
・ANNニュースによれば、
「勤務先のサイトに接続して以降は、
検索履歴なし」とのこと。
→ ANNのニュース映像 (Youtube)
-----------------------
捜査関係者によると、10年前、
捜査本部に女性から、
「現場近くで左手に血がついた男を見た。
男は道を飛び出して来て、私の車に接触した」
などと電話で目撃情報が寄せられていたという。
この女性は名前などを名乗らず、
その後、連絡が取れていないということで、
女性が目撃した時間帯ははっきりとはしていないが、
犯人が逃走したとされる未明の時間帯の
可能性もあるという。
-----------------------
→ NNNのニュース映像
→ 「現場近くで手に血付いた男」 (NHKニュース)
・NHKニュースの再現映像では、
「Mac mini」が使用されており、
マウスは、スクロールボールの付いた
「Mighty Mouse」が使用されており、
画面には、「Safari」(ブラウザ) が映っていた。
・しかし、このマウスと本体は、
'05年に発売されたものである。
・指紋は、マウスにしか付いておらず、
キーボードを操作した痕跡はない。
・10時過ぎに、遺族が発見した際、
パソコンの電源ケーブルは抜け落ちていた。
→ 世田谷一家殺害で虚偽報告 元警部補を起訴猶予 …東京地検
【アーミーナイフ】
スイス製の軍用ナイフ付属の
錠解器具を使って解錠しょうとした時の
傷が残っていた。
【 トレーナー 】(ラグランシャツ)
・染料の色ムラを無くしたり、
演劇の舞台装置を作る際などの
発泡スチロールの加工などにも使われる
シリコーンオイルという化合物の成分が検出された。
・都内で売っていた4店舗があるのは、
京王線聖蹟桜ヶ丘駅、京王八王子駅、
JR荻窪駅、京成線青砥駅である。
・また、神奈川県厚木市内の店舗では、
3着が販売されていた。
【ユニクロ製 エアティックジャンパー】
【ポケットに、三浦半島(横須賀市)の海岸の砂】
【英国ブランド「Slazenger」(スラセンジャー)の足跡】
・韓国のメーカーが、'98年10月から
'00年11月にかけて、4530足を製造販売。
・「28センチ」(韓国サイズ)である事が判明。
・靴の出所は、中国吉林省延辺朝鮮族
自治州である可能性があるという。
(「統一日報」 '07年 1月17日付 )
【柳刃包丁】
・事件の前日に、
武蔵野市吉祥寺のスーパーでも販売されており、
当時購入した「身長170センチ前後、年齢30代、
黒っぽいジャンパーの男」の似顔絵が公開されていた。
【香水】
・「Guy Laroche」(フランス)の
「DRAKKAR NOIR」(ドラッカー・ノアール)。
・この香水は、'80年代に活躍したアメリカの
プロスケートボーダーが愛用していたもので、
スケートボーダーの間では、ファンが多い。
【ヒップバッグ】
・韓国製で、'95年~'99年にかけ
関東地区のディスカウント店などで販売。
・バッグの表面からは日本では
ほとんど流通していない日本国外の
硬水(米国や韓国など)によく溶ける洗剤
とみられる成分も検出された。
【バッグの中の砂】
・モハーヴェ砂漠の南西部にある
エドワーズ空軍基地付近のものであることも判明した。
・同基地東部の砂は特徴的なものであり、
バッグ内の砂と酷似しているという。
・カリフォルニアは、スケートボード発祥の地で、
三浦半島の「うみかぜ公園」には
スケートボーダーが集まる場所があり、
大会も頻繁に行われている。
・このことから、いずれもスケートボードと
縁の深い場所の砂であることが明らかになった。
・その他にも、印刷機のロールに装着する
インク汚れ防止用フイルムや、
道路標識の反射材などに使われる
微小なガラス球、金属シリコン、ニッケル、銅、
約1億4000年前のものと思われる
モナザイト(花崗岩に含まれる鉱物)などの
細かい粒が大量に見つかっており、
その中には、日本に流通していない成分や、
一般の人には入手しにくいものまで含まれていた。
・捜査の結果、これらの数種類の物質は
スケートボードの滑り止めに使われるグリップテープを
削ったものである可能性があることが分かった。
・この作業は、通常は、
スケートボード購入時に、店の人がやるが、
慣れているベテランだと、自分でグリップテープを
ボードの形にカットし、ドライバーなどで削るようである。
・モナザイトについても、
ロッキー山脈の花崗岩にも
含まれていることが分かり、
砂と同様に、カリフォルニア州に由来する
可能性があるという。
・蛍光剤の原料は粉末で、
日本では製造されておらず、
国内では、化学薬品会社2社が、
中国やインドから輸入後、
複数のメーカーが、印刷用インキや、
道路標識用ペンキ、看板の蛍光顔料などに
加工して使用されている。
【勤務先】
---------------------
「被害者の宮沢みきおさんは
当時私がいた英国系の
コンサルティング会社の社員なのである。
その上、彼が以前いた会社も
私がかって在籍した
CIコンサルティング会社なのである。」
→ 記事
---------------------
「インターブランドは、1974 年、
ロンドンで設立された世界最大の
ブランディング会社です。」
→ 記事
---------------------
泉 利治 (インターブランドジャパン専務取締役・戦略プランニング室統括)
→ 記事
---------------------
三和総合研究所(元 UFJ 総合研究所)
『今月の焦点 特集 ブランド経営の新手法』2000.12 に、
インターブランドジャパン 泉利治氏が
「中堅企業のための強いブランドづくりの経営手法」
という論旨を展開している。
→ 記事 (PDF)
---------------------
あと、大手航空会社ですが、
インターブランド・ジャパンのサイトでは、
日本航空の事例が紹介されています。↓

→ 記事
-----------------------------
マッキンゼー・アンド・カンパニー出身で、
ベイン・アンド・カンパニー出身の人たちが作った
アドバンテッジパートナーズでディレクターを
していたこともあるみたいですね。

それから、'97年に退職後、
空いている1年ですが、
「エー・アイ・プロジェクト」という会社に
「宮澤みきお」というプランナーがいて、
'98年から約1年くらい在籍リストに
名前があります。

→ 会社概要
→ Mikio Miyazawa 宮澤みきお Planner
→ 現在は、ビィズ・クロコ
それから、日韓W杯の話は、
こちらに詳しく載っています。↓

→ 「FACTA」の記事
それから、JALの話は、
「ひみつのブログ」に
詳しく出ています。^^



https://www.dailyshincho.jp/article/2017/12201145/?all=1&page=3