東芝問題で登場する経産省の官僚















オリンパス第三者委員会















今井尚哉さんと柳瀬唯夫さんについては、
週刊新潮」その他で報じられているとおりで、
原子力立国」の旗振り役だった人です。


東芝の佐々木則夫元社長が
ウェスティングハウスを買収した2006年、
経済産業省は、「原子力立国」というプランを掲げて、
原発の再稼働と、輸出産業化に向けて動いていて、
その事務局のメンバーにおられたのが、
このお二人だそうなんですが、


棚橋さん、岡田さん、石黒さん、
そしてこのお二人と、
系統をたどっていくと、
経済産業省だとか、その上にいる人たちが
どういうビジョンをお持ちでいるのかが
少し見えてくるんじゃないでしょうか。


柳瀬さんは、2010年に
産業構造ビジョン2010
というのを打ち出しました。↓


 http://bit.ly/2mb1awc


ご覧の通りで、前回登場した
ダイバーシティ」だとかが頻出します。


"移民" や "女性"、それから、
"高齢者"や、"障害者"の自立支援も含まれていて、
「社会保障システム」を維持するために、
働いてくださいということなんですが、


代わりに、男性の雇用や給与は減り、
医療負担や年金支給時期でも不利になるため、
反発している人も多いようです。

 
まあ、「社会保障」といっても、
「年金百年安心プラン」だとか、
財政投融資によるいろいろだとか、
「男女雇用参画事業」だとか、
政治に関係する人たちにとっては
いいことづくしなんでしょうけどね。

 
それはともかく、
石黒さんに関する記事が
いくつかありましたので
ご紹介します。


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 経産省の天下り先を見ると、たしかに民間企業がほとんどだ。

 

 元経済産業審議官の石黒憲彦氏(59歳)は'16年8月にNEC顧問として天下り、

 10月には執行役員副社長に就任した。

 

 NEC関係者が言う。

 

 「NECでは、元経産審議官で
  '12年に退官した岡田秀一さん(65歳)を

 '14年に執行役員副社長として、
 元官僚では初めて経営陣として迎え入れました。

 

 当時の経営陣が三顧の礼でお願いしたと聞いています。

 

 実際、国際的なネットワークや人脈はたいしたもので、

 彼が海外出張をすると現地の大使館の人が出迎えるほどだったとか。

 

 その岡田さんが2年で退任してしまい、
 後釜として推薦されたのが石黒さんなんです。

 

 手腕はまったくの未知数ですが、
 一度受け入れてしまった以上、断れません」

 
 (中略)
 

 保険会社にとっては
 官公庁に出入りする多くの職員から契約を取ることが、

 天下りとしてOBを受け入れるメリットにもなっているわけだ。

 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50932

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 高橋洋一
> 成長戦略が何を期待しているかに依存する。


 私が思う成長戦略と、霞ヶ関が思う成長戦略がちょっと違う。


 というより正反対。


 産政局長のような「俺が日本を動かす」みたいに思っている奴いるでしょ。


 岸博幸> イニシャル「I」ですね。


 高橋洋一 石黒(※石黒憲彦 経済産業省産業政策局長)っていうんだけど。

 
 ああいう人たちってターゲッティングポリシーっていうでしょ。
 

 ああいう英語にないデタラメ言っているのがいるからおかしなことになる。


 私なんかはデレグレーションとかプライマリゼーションとか・・・

 

 http://getnews.jp/archives/336458

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 経済産業政策局長、石黒憲彦氏の「志本主義のススメ」のブログがその典型ですな。

 

 どうせ部下に書かせているのだろうが、
 四人組時代の石黒氏を知っている身としては、

 ちゃんちゃらおかしい。

 

 当時の産政局長解任に走り回ったのはたった1週間、

 衆寡敵せずと見るや、たちまち洞ヶ峠だった。

 

 https://facta.co.jp/blog/archives/20130204001169.html

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石黒さんのブログはこちら。↓


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 運営: (株)DND研究所
 Digital New Deal デジタルニューディール

 「経済産業政策局長 石黒憲彦氏の 志本主義のススメ」

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 第177回 ダイバーシティが成長の突破口

 http://web.archive.org/web/20121117231541/http://dndi.jp/00-ishiguro/ishiguro_177.php
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 第84回 感性価値創造の方法論

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ちなみに、上の記事の文末で紹介されている
「感性価値創造イニシアティブ」はこちら。↓



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 感性価値の実現には、作り手と使い手が
 お互いに響き合い共同で作り上げる「共創」が重要。
 

 「共 感」「共創」の連鎖は、新たなビジネスモデルを生 みだし、

 我が国経済を牽引する新たなイノベーションと成長のドライバー。


 加えて、感性価値創造は、 地域経済も含めた国内の潜在的な需要発掘や、

 世界市場にも伝播しうる可能性をつ。

 

 http://web.archive.org/web/20110323174648/http://www.meti.go.jp/press/20070522001/kansei-gaiyou.pdf

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 6.感性価値を活用した将来系のビジネスモデル・・・・・・・・・・・・・66
 

 (1)川上川下の共創が感性価値を深化させる 66

 (2)共創が愛着を生み感性価値を高める 67

 (3)共創の「場」の

 

 http://web.archive.org/web/20110323174652/http://www.meti.go.jp/press/20070522001/kansei-honbun.pdf

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この文書では、
共創」という言葉が
なんと33
箇所も登場します。


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 事例集

 

 「TSUBAKI(資生堂)

 「CUBE(日産)

 「AQUOS(シャープ)

 「IXY DIGITAL(Canon)

 「ポケモン」(任天堂)

 「神の雫」(講談社)

 「氷結」(キリンビール)

 「N703iμ」(NEC)

 「洗濯乾燥機 NA-VR1100」(Panasonic)

 「LEXUS(トヨタ自動車)

 

 http://web.archive.org/web/20101011184613/http://www.meti.go.jp/press/20070522001/kansei-jireishu.pdf

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ちなみに、棚橋さんは、


 http://kingendaikeizu.net/seizi/tanahasi.htm


棚橋祐治さんは有名人ですから、
ご存知の方もあるかと思うんですが、


福田康夫先生の
秘書官をされていたことがあって、
孫正義だとかTRONの話が有名ですね。


坂村教授によれば、
邪魔をしたのはMSではなく、
孫正義だったみたいですね。


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 TRONプロジェクトの坂村健氏曰く、
 TRONをつぶしたのはMSではなく孫正義

 

 https://it.srad.jp/story/14/12/08/0320246/

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あとまあ、三木武夫先生が設立された
中央政策研究所」というシンクタンクで、
理事長をされてるみたいですね。


 http://www.chuseiken.or.jp/organiza.html


登場する人たちを見ると、
再発見するところがあったりして
おもしろいですね。


kyoso




























まあたとえば、上の図を見ると、
丑田俊輔さんという人が、
「教育共創研究所」というのを
されていますね。



シティーユーワつながりで、
兼元俊德さんという人がいて、
この人は警視庁の方なんですが、


ロッキード事件の捜査に参加されていて、
この当時、警視総監をされていた
土田国保さんに頼まれて、
FBIの資料の翻訳をされていて、 


 
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 土田は警視庁警務部長時代の4年半前、

 自宅に届いた小包爆弾が爆発し、先妻を失っていた。

 

 http://ironna.jp/article/791?p=5

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「バブルでGO!」で有名になった
土田正顕さんは弟さんで、


リケンにも、おられたみたいですね。↓
 
 

 http://www.yuhobunko.com/Company/TextBlockHtml/InformationAboutOfficersTextBlock?cd=64620



シティユーワつながりでもう一人、
有田知德さんという人がいるんですが、
この人は、検察の方で、


ゆうちょ銀行の社外取締役、
リソー教育の監査役、
オリンパスの第三者委員会の委員、
尖閣ビデオ情報流出再発防止対策検討委員会の委員、
ウォーターダイレクトの監査役などを歴任されていて、


ゆうちょ銀行では、
東芝の西室泰三さんも
同じ時期に取締役をされていて、


リソー教育は例の事件があって、
これは以前書いたとおりで、


ウォーターダイレクトについては、

現在は、「プレミアムウォーターホールディングス」
というんですが、

大株主のリストを見ると、
光通信、三木谷浩史、リヴァンプが
名を連ねています。 ↓


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 プレミアムウォーターホールディングス

 http://www.ullet.com/2588.html#stock

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そして、オリンパスについては、
すべての委員さんに関連性があって、


どうもITX~オーベンの話
うまく処理するためではないか
とかいわれてましたね。


丑田さんといえば、
PC遠隔操作事件のときに、
片山 ( 丑田 ) 祐輔くんという
よく似た顔の方が逮捕されましたが、


弁護人の落合洋司さんは、
ヤフージャパンの法務部におられた方で、
オウム事件の捜査を担当された当時に、
オリンパス第三者委員の甲斐中辰夫さんから
教えを受けたそうです。


甲斐中さんは、

そのむかし、みずほ銀行で
システム障害が発生した当時に、
特別調査委員会の委員長をされたことがあり、

数年後に、みずほ銀行の社外取締役に
就任された方なんですが、


mizuho


















そのほかにも、
オリエンタルランドの監査役をされたり、


勝訴判決を出した日本航空 ( 稲盛和夫の頃 ) で
取締役をされたりしていたようです。


学会との直接的な関係については、
白川勝彦さんの訴訟で
学会側勝訴の判決を下したことが
挙げられていますね。


中込秀樹さんは、
ネットゲリラの母校の大東文化大学で
教員をされている方なんですが、
勤務先の大学院が信濃町にあるとかで、


須藤修さんは、
ニイウスコー ( 日本IBM ) の弁護人で、


片山英二さんは、
鶴丸こと日本航空の管財人、


滝口勝昭さんは、トーマツ出身。 
 

それから、小沢一郎の支持者が
東芝リースの話をネタにして

何やら怪しい文書を書いてるんですが、


ここの主要な株主は、興銀リースと東芝で、


 http://www.toshiba-lease.co.jp/corporate/outline/index_j.htm



取締役のところに、
小峰隆夫さんという人がいるんですが、↓


 http://www.ullet.com/興銀リース/役員


創価学会の雑誌とか、↓


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月刊「パンプキン」20091月号

 

特別企画 「オバマのアメリカ」は変化できるか

 

金融危機問題については、法政大学大学院
政策創造研究科の教授である小峰隆夫氏と
慶應義塾大学経緯学部教授である竹森俊平氏が登場。

問題の本質をえぐり、その解決の方途を探る対談となっている。

 

http://www.usio.co.jp/html/pumpkin/pickup.php?mcd=158

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月刊「潮」20112月号

 

【てい談】加速する「人口減少社会」に日本が選ぶべきシナリオ。


小峰 隆夫
 vs 白石 真澄 vs 原田 曜平

 

http://www.usio.co.jp/html/usio/index.php?mcd=215
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まとめると、↓



cityyua