森友・加計問題と並んで、
第三の疑惑とされているのが
この国際医療福祉大学の問題です。


 →【国際医療福祉大学の年表】(画像)
 →【千葉科学大学の年表】(画像)

 →【特区事業の比較図】(画像)
 →【その他の比較図】(画像)


きのうこんな画像を流してる人がいて、↓


 → 千葉科学大学10周年記念式典に登壇された人たち


ソースはこの記事のようなんですが、↓


 → 姿見えぬ加計理事長 獣医学部をつくりたいワケ (AERA)


それで、日付だとかを調べていると、
こんなのを見つけたんですね。↓
千葉県銚子市議会議員 星伸人 (公明党)

 私は議長として市長とともに
 大学誘致の実現に向けて
 精一杯の努力を傾注した。

http://www.komei.or.jp/km/choshi-hoshi-nobundo/2014/05/25/千葉科学大学10周年記念式典/

銚子市議会議員 星伸人の主な実績!! 

 □教育・文化の振興

  6.千葉科学大学 誘致 開学


公明党の地方議員は、
党のサイトにブログを開設していて、


そこで、サイト内検索を使って、
千葉科学大学」を調べてみたんですが、
意外?にも、たくさんの記事がヒット。↓


 → 検索結果をまとめたものがこらち
 → 岡山理科大学と倉敷芸術科学大学はこちら
 → 国際医療福祉大学はこらち


この「国際医療福祉大学」というのは、
理事長がこないだ話題になった
裏口入学東京医科大学のご出身で、
このことは相関図にも書いておいたんですが、↓


 → 東京医科大学の裏口入学
 → 東京医科大学の新理事長は国際医療福祉大学の総長 (2018/10/10)


この疑惑については、
「もりかけ」とよく似たパターンで、
三セクのような形です。


千葉県成田市が設立した
成田国際医療都市機構」が
市の税金用地を買い上げ
その上に建物を建てて、
それをこの学校法人に
無償貸与するというものです。↓


成田市は23億円相当の土地無償貸与

また建設費用の約半分の約80億円
市・千葉県で補助金を出し負担した。


建設工事は、
ピーエス三菱なんですが、
附属病院は、おもに戸田建設で、↓


施工は戸田建設ナリコー平山建設鵜沢建設が担当。


戸田といえば、創業者の順之助さんが
たしか創価学会員
だったはず。↓


戸田順之助・戸田建設社長、
本間嘉平・大成建設会長、
堀田光雄・富士急行社長、

(「月刊ペン」1976年5月号 28ページより引用 )

戸田以外の施工業者は地元枠で、
これも今治キャンパスのときと同じです。



こぼれ話しとしてよく見かけるのが、
朝日新聞の木村伊量前社長が
教授として招聘されたという話で、


リクルート事件の直後に起きた
サンゴ礁事件の時の奇妙な人事と
似てるなと思って見ていたんですが。↓


 →【リクルート事件の年表】


それはともかく、
これも「国家戦略特区」の一つで、
38年ぶりに新設された医学部だとかで、
それでかどうだか知らないんですが、


入学式で、
安倍首相から送られたビデオメッセージ
流していたとかで、
関与が疑われているみたいなんですね。


公明新聞によると、
問題視しているのは、
によって特区に認定された経緯や、
財務省による改ざん事件で、
地元の話は出てこないんですね。


ただ、特区の認定にしても、
当時の担当大臣だった山本幸三
宏池会のセンセーで、(新進党出戻り組)


宏池会といえば、岸田文雄会長も
加計学園のイベントに出席されていて、


そもそも派閥の系統図をたどっていくと、
古賀派の前は堀内派で、


堀内さんといえば、富士急行で、
この家は代々日蓮宗の檀徒らしいんですが、
社長をしていた前述の堀田さんが
創価学会員らしいんですね。


それで、「国際」と銘打つだけあって、
授業はほとんど英語で行なわれていて、
留学生の枠が取ってあるんですが、( 20/140名 )


 → くわしくはこちら


地元の自治体は、
地元に医師が不足しているのを補うためだとか、
経済効果がどうだとか理由をつけて
誘致したみたいなんですね。↓


 → 三者間で協定書を締結 (Youtube)

 → 「国際医療拠点における外国医師の診察の業務解禁」(=成田市提案事業)


中国だとかからのインバウンド効果は
少しはあるのかも知れないんですが、
先端医療というのは、富裕層向けですから、
思ったほど恩恵はないのかも知れませんね。



まあここまでが、成田キャンパスの話で、
小田原キャンパスに、
城内校舎というのを新しく建てています。↓


市内南町の県立小田原城内高校跡地を
国際医療福祉大学が県から購入した。

購入金額は約7億5400万円。

既存の建物も含め譲渡される。

https://www.townnews.co.jp/0607/2014/02/15/225450.html

城内校舎は、1年2カ月かけて市内久野の瀬戸建設(株)が手がけた。


建設業者に対する監督処分について 

設置に対する補助金は、
以前から出していたようで、
議会でも高すぎるという指摘が
あったみたいですね。↓


 → 平成21年9月 決算特別委員会 議事録 (小田原市議会)


それで、売却価格についてなんですが、↓


 → 平成25年12月 定例会 議事録 (小田原市議会)


この土地は県有地で、
県が小田原市に買うように
言ってきていたそうなんですが、


市は財政難ということで、
これについては国際医療福祉大学が
購入することになったそうです。


小田原医師会が、
反対するようにと要望書を送ってきていて、


木村市議がおっしゃっているように、
地域医療にとって影響があると
いうことなんじゃないでしょうか。


ちなみに医師会は、
麻生派の武見敬三センセーが有名で、
麻生派は、宏池会の一派です。



相場だと約24億円の土地を、
7億5400万円で売ってるんですが、


神奈川県といえば、県知事の黒岩祐治さんが、
国際医療福祉大学の客員教授をされていた方です。


黒岩さんはフジテレビのアナウンサーなんですが、
よく出演されていたのが、この2つの番組です。↓


 → 2003年3月までの「スーパータイム」「報道2001」は、小沢びいきの公明党系番組


まあ、降板されたのが、2009年ですから、
なんとも言えないんですけどね。



それから、その後の質問なんですが、↓


 → 熱海市が同大学の大学病院に出していた補助金


この大学病院については、
前述した検索結果のところで登場していて、↓


篠永正道教授が発見した脳脊髄液減少症の治療方法である
 ブラッドパッチへの保険適用。(同教授が特許を取得している)

篠永正道
国際医療福祉大学熱海病院脳神経外科教授。


公明党と関係が深いようです。


そして、「医学部設置準備委員会」の
委員長をされていた寺岡慧さんが、
この病院の院長センセーなんですよ。


あと、小田原城といえば北条家で、
創価学会の第4代会長北条浩という人で、
初代藩主の嫡流らしいんですよ。



それから、「移民」の話なんですが、
「週刊新潮」の最新号によると、
竹下派の菅義偉(すがよしひで)官房長官が
地元企業からの陳情を受けて、
主導しているそうで、


 → 収支報告書一覧


菅さんといえば、
創価学会の佐藤浩副会長と
親密な関係にあるみたいなんですね。↓



 → ポスト安倍に動き出した「菅官房長官・創価学会」政権 (2018/10/10)


単純労働というと、
小売だとか、製造業という
サプライチェーンの末端の人たちなんですが、
たぶんこれは投資家の意向だと思います。


特に、海外の人たちからすれば、
地域経済の崩壊なんて
どうでもいいことですからね。


 → ひどすぎる少子化の原因は「非正規雇用者の増加」だ!|米誌が紐解く日本社会の闇


まあ、学会もインターナショナルを軸にした
海外進出を考えているそうで、
実業家グループの人たちも
含まれているんでしょうけどね。


 → あまり報道されない「水道民営化」は公明党が主導 (MONEYZINE)


利権のど真ん中にいる人たちが
どういう合理化をするのかですね。


そもそも国・地方の借金は、
自公で作ったものなんですけどね。


 → 今治新都市 (日米構造協議)


悪名高い「対中ODAが終わったと思ったら、
今度は、「第三国へのインフラ投資」だそうで、
これもやっぱり議長が菅さんなんですね。↓


 → 第三国インフラ整備で中国との民間協力を推進 政府が「輸出戦略」改訂 2018年6月7日


竹下登元首相が、'90年代に力を注いでいた
中国への民間投資も、これこのように、↓


金融分野でも、日中が設立で合意した産業協力ファンド
3メガバンクなどが参加する「オールジャパン」体制をとる。

政府系金融機関民間金融機関による協調融資の拡大も打ち出し、
日中協力を金融面でサポートする。


そして、ODAに中国企業をかませる、といえば、
都政のところで登場した、山田慶一くんだとか、
あのへんがしていたことと重なるわけなんですね。↓