[追記] 糖質による老化については、コメント欄に書いておきました。^^


うちの親が糖尿で、
いろいろ調べていたんですが、


連休直前ということで、
視聴者の皆様の健康増進のため
すこしまとめてみます。


日本では、50代を過ぎた人の
5人に1人は糖尿病といわれています。


 → 厚労省の統計


1型糖尿病というのは先天性で、
患者全体の5%ほどしかおらず、
それ以外の95%の患者さんは、
生活習慣が原因の2型糖尿病です。


こないだお亡くなりになられた
佐野実さんや周富徳さんも
糖尿病の合併症でした。


これは何も、中年の病気ではなく、
30代で発症している人も多いようです。


糖尿には、なりやすい体質というのがあって、
親族に患者さんがいる人は要注意です。


気を抜いてると、
前兆がなく進行していくのも
この病気の怖さで、


なるべく早く、病状を把握して、
生活習慣を改善することで
進行を遅らせます。


体型がやせ型でも、
メタボリック気味の人は、
BMIを計算してみた方がいいですね。


 → BMI 自動計算


身長168cmの成人男性で、
体重が80kgの人の場合は、
標準的な体重は62kgくらいです。


すい臓の中には、
ランゲルハンス島というのがあって、


そこにベータ細胞というのがいて、
吸収された糖が血管に流れると、
インスリンというホルモンを分泌して
先に消費するように
細胞に出しているんですが、


この分泌が弱まると、
細胞の中に栄養が取り込まれなくなり、
血液中に糖があふれてしまい、
血管をキズつけるようになります。


アジア人は、農耕民族ですから、
欧米人に比べて、この分泌力が弱く、 
同じように食べ貯めたりすることは
できないようです。


糖尿病は、
ベータ細胞が弱って、分泌量が減っていき、
やがて死滅するという病気です。


気になる人は、
血液検査をしてもらって
血糖値をみるとわかります。


空腹時と、食後2時間後に、
両方とも調べると確実です。


糖尿病になると、完治はまずない、
といわれていて、


( すい臓の移植だとか、→詳細
 初期の頃であれば、
 ベータ細胞が死滅する前に
 インスリンを注射することで
 完治することもあるようです。 → 詳細 )


悪化すると、
臓器が機能不全を起こしたり、(多臓器不全)
病気やケガが治りにくくなって、
失明したり、ちょっとした風邪でも
肺炎になって死んでしまったりします。(合併症)


最初の頃は、食事制限、
次は投薬、
その次はインスリンの注射、
さらにその次が、
人工透析による血の入れ替え。


透析には補助金も出ますが、
それでも月1万円ほどの費用がかかり、
寝たきりになってしまいます。


 → 糖尿病になるといくらかかるのか


境界型の人は、
経口血糖低下薬が効くそうで、
まだ助かる見込みがありそうですが、


とにかく糖質制限食に切り替え、
毎日軽い運動をして、
血糖値の上昇を抑えないといけません。


これはベータ細胞を休めるためでもあります。



kettochi

















摂取した糖が体内に残っていると、
そちらを先に使ってしまって、
体脂肪が分解されませんから、
ダイエットする場合でも
砂糖と炭水化物は禁物です。


炭水化物は、体内で
糖と食物繊維に分解されます。


ごはんやパンも、角砂糖に換算すると
10個とか、すごい量の糖に変わります。


これは農水省が推奨する
1食あたりの摂取量で、
ごはんだと一杯半、食パンだと2枚です。


では、何を食べればいいのか、というと、
よく食べられているのが、
タンパク質の多い食べ物と、野菜です。


一番いいのは豆腐などの大豆食品で、
肉(脂身の少ないムネ、ヒレなど)だとか、
乳製品、たまごなど。


 → 炭水化物の含有量一覧



主食系を抜く方法は、
ダイエット効果も高いことから、
「主食を忘れよう」など
その手の本でも紹介されていますが、
やり過ぎはよくないそうで、


妊婦さんや腎臓の悪い人は
さけた方がいいみたいですね。


 → 糖質制限ダイエット (NHKクローズアップ現代)


  → 筋肉や骨が衰える (現代ビジネス)

   → 反対論への反論



また、制限しすぎるあまり、
低血糖になることもありますから、
ある程度減量したら、
食べる量を減らして、 (ご飯だと半分くらい)
バランスよく食べるようにした方が
いいみたいですね。


糖尿病の人は、
一切食べないほうがいいという話もあって、
日本糖尿病学会の説明がおかしいとかで、
週刊誌が取り上げたことがあったようです。


味付けは、うす目がいいんですが、
下味をつけたりして満足感を高め、
ゆっくりかんで食べることで、
食べ過ぎないようにします。


一日あたりの摂取カロリーは、
成人で、約1800kcalくらいですが、
基礎代謝だけでは使いきれません。


 → 摂取カロリー 自動計算


そして、基礎代謝は、
年齢とともに低下します。


筋肉が多い人や、
体温が高い人は、
基礎代謝も多いようです。


冷え性の人は、
ネギやカボチャなど、
体温が上がる野菜や、
スパイスを食べるようにします。


 → ショウガは乾燥させて食べる


 → 体を冷やす食べ物、暖める食べ物


近くにプールがあればいいんですが、
ない場合は、ウォーキングが効果的です。


 → 効率よく脂肪を燃やす 運動量の目安

  → 必要なエネルギー量



特に、メタボ気味の人は、
筋トレなどのキツめの運動よりも、
呼吸をしながらの有酸素運動、
つまり、歩くとか走るなどの
ゆっくりした運動を続ける方が
脂肪を減らすために効果的です。


脂肪の燃焼は、
運動をはじめてから
約20分後にはじまります。 


 → 有酸素運動は20分以上しないと効果ないの?


まあですから、血糖を消費するのに
20分くらいかかるということなんですね。


室内で足踏みするだけでもよくて、
とにかく毎日少しずつでも続けることが
健康の秘訣みたいですね。


レシチンを含む
たまご、牛乳、大豆などを
摂取しておくと効果的です。


 → コレステロールや中性脂肪を溶かして排出


厚着しておくと効率的ですが、
汗がよく出ますから、
水分の補給も大切です。


運動をすると、
血糖値が下がりますから、
夕食の後にする人が多いようですが、
ダイエットの場合なら、
朝の方がいいみたいですね。


 → 効率の良い脂肪の燃焼 「運動編」

  → 脂肪が燃焼する仕組み


私が試してみた感じだと、
1日2時間あるくと、
平均0.5kgくらいはやせます。


途中でやせなくなることがありますが、
続けていれば、また減り始めます。


15kgくらいやせたところで、
ジョギングをやめて、
半月くらいになるんですが、
毎食、食パン一枚とサラダを
食べてるんですが、太らないですね。


太りにくい身体を作ることも
ダイエットの目的ですから、
無理しない程度に筋トレだとか
してもいいかも知れませんね。


運動も食事も、ムリをせずに、
楽しんで続けることが大切です。


それから、2型糖尿病の人は、
朝と昼に食べた方がいいみたいですね。↓


 → 記事



食事については、
お豆腐をレンジで焼いて
マーボー豆腐にして食べている人が
多いみたいですね。


 → とうふを肉に変える方法 (DailyPortal)
 → 冷凍豆腐でジューシーナゲット (暮らしニスタ)

 → お肉代用レシピ集 (naver)

 → お豆腐の味噌漬け (CookPad)

 → レンジで水切り 豆腐ステーキ (CookPad)

 → 大豆ミート (CookPad)

 → 「とうふ百珍」 (Amazon)

  → 絶品7品目

 → 昆布のマグネシウムで凝固させる

 → 生湯葉の作り方 (CookPad)

 → 豆料理によく合うハーブ サボリー

 → 糖尿病食 (CookPad)

 → お肉に食感が近い車麩のレシピ (naver)

 → フランチャイズの糖質制限食 (naver)


お豆腐は、もめんの方が、
糖分が少ないみたいですね。


5mm角に細くスライスしたものを
水切りして使います。


沸騰したお湯で茹でて臭みをとり、
アルミホイルに並べてレンジで焼きます。


レモンの皮や上新粉を使うと、
臭みが取れやすいようです。


片栗粉を少し付けて、
ゴマ油で揚げます。


しいたけも、
軸を黒こしょうで炒めると
牛肉ぽい食感になります。


牛肉は、微量ですが
トランス脂肪酸が含まれています。


代謝はされますが、
血中の中性脂肪が増加するため、
インスリン抵抗性が増してしまい、
高血圧、糖尿病、心臓病に
なりやすくなる、といわれていますので、→ 記事
なるべくさけた方がいいでしょう。


バターの代用品であるマーガリンや、
ショートニングに多く含まれていますから、
パンはさけた方がいいんですが、
コンビニだと、セブン-イレブンのパンが
削減に取り組んでいるみたいですね。↓


 → 1.86gから0.18gに低減



おしょう油やお味噌にも
エリスリトールという糖質が
微量に含まれているんですが、
これは消化・吸収されにくいため、
問題はないみたいですね。 


 ( ※ただし、摂り過ぎるとゲリになるそうです )


ゼロカロリー食品の甘味料としても
たまに使われていて、
粉末状のものも売られています。↓


 → エリスリトール 1kg 1470円 (amazon)


甘味料といえば、 
アスパルテームなどが有名ですが、
摂取する量によっては、
脳に障害が出る、とかいわれています。


 → アスパルテームまとめ (naver)


「砂糖業界の陰謀だ!」とか
いろんな意見がありますが、


ワシントン大学医学部の実験によれば、
吸収されないスクラロースを摂取しても
すい臓が反応してしまい、
インスリンの分泌量が上がるそうですから、


 → 詳細はこちら



ムダにベータ細胞を使うことになるので、
あまり摂らない方がいいと思います。
 

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 インスリンの分泌量増加が常になってしまうと、
 インスリン耐性が増加するため
 2型糖尿病のリスクが高まります。

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 → 詳細はこちら


スクラロースは、ゼロ系のヨーグルトに
よく入っていますが、母体には
よくないという説があります。↓


→ 詳細はこちら


カロリーゼロ系の食品は、
糖類がゼロでないものが多いようで、
とりすぎには注意が必要です。


 -----------------------------
 低カロリー甘味料は、
 ヒトの大腸内の
腸内細菌により発酵を受け、
 脂肪酸に分解される可能性があるため、
 完全に0カロリーとは言えません。

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 → 詳細はこちら


特にコーラは、カフェインが多いため
中毒性が高いので、
飲み過ぎてしまうようです。
 

ちなみに、「糖質」という表示は、
甘味料も含みますが、
「糖類」は、砂糖です。
 

 → 血糖値が上がらない糖質


それから、ボストン大学医学部の
バーバラ・コーキー博士が提唱していた
「人工甘味料で血糖値が上昇する」
という研究結果は、
高雄病院の江部康二先生によって
否定されているようです。


 → 詳細はこちら


難消化性の甘味料は、
吸収されないので、
血管の中に血糖が入ることは
ないみたいですね。


その他にも
大豆で作ったニセ肉とか、
 

少し高いんですが、
大豆のめんとか、
コンニャク粉を混ぜて作ると
食感が近くなるそうですが、
面倒ならコンニャクめんもありますし、
 

外食中心の人は、
自炊をすると
メニューの幅が広がりそうですね。
 

 → フィリップスがヌードルメーカー発売 (Youtube)



お酒を飲まれる方は、
蒸留酒(ウィスキーとか焼酎)なら
問題はないようです。
 

めんつゆは、
みりんとおしょう油で
作る方法があるし、
 

エリスリトールを使えば、
ジェラートやゼリーも作れます。
 

糖尿病というのは、
医療関係者にとっては
大きな比重を占めていて、 
政治的な対立もあるようです。
 

たとえば、
アスパルテーム危険説は、
「週刊現代」(講談社)が書いてました。
 

血圧降下剤の発がん性とか、
健康診断や基準値は利権だ
という話は、
「週刊文春」(文藝春秋)が書いてました。
 

食品添加物の話(安部司さん)は、
「美味しんぼ」(小学館)でやってました。
 

ようするに、
「アメリカのグローバル企業が
 売り込んでいる新薬は危険だ」
という話なんですね。
 

まあこれは、ある程度
ホントなんでしょうけどね。
 

そして、「もっと米を食え」という
何となくよく分かる話です。 


しかし、福一の事故によって、 
「国産の食べ物も危険だ」
ということになってしまいました。


供給する側としては、
ある程度まとめて買ってほしい
というのがあって、


デカ盛りにしたり、
味付けが濃かったりするんですが、


それをそのまま受け入れるのは
ためにならないということですから、 
かたよった食生活と、運動不足は、
同根の問題なのかもしれませんね。