八ッ場ダムといえば、
民主党政権のころに、
前原さんが事業計画を止めたんですが、


数年後にまた復活して、


 ◎八ツ場ダム建設事業の経過  

  1952年  国が八ツ場ダムの調査に着手 
    86年  工期を2000年度、事業費2110億円とする基本計画告示
 
  2001年  国交省と水没5地区が用地買収価格などの補償基準に調印 
    04年  事業費を4600億円に増額 
    08年  工期を15年度までに延長 
    09年  前原誠司国交相(当時)が建設中止を表明 ( 鳩山政権 )
    11年  前田武志国交相(当時)が建設再開を表明  ( 野田政権 )
    13年  工期を19年度までに延長 
 
    14年  本体工事に着手 
    16年 
       4月   国交省が土地収用法に基づく事業に認定 
       6月   ダム本体のコンクリート打設開始 
       8月12日 事業費を5320億円に増額することを公表 


前の前の年から本体工事が
始まっていたみたいなんですが、


近ごろは、アベノミクスだとか、
東京オリンピックの影響もあってかして 、
事業費が膨れ上がっている
ということらしいんですね。↓


 八ツ場ダム事業費720億円増 東京五輪背景に労務単価上昇 (上毛新聞)


まあ、前原さんが止めていなければ、
昨年に完成していて、
事業費が2倍になることもなかった
みたいなことなんですが。


ちなみに、ゼネコンは、↓


 八ッ場ダム本体工事、清水JVが落札 2014年8月8日
 http://yamba-net.org/八ッ場ダム本体工事、清水jvが落札/


この清水JVは、もとは鹿島が主体のJVで、
鹿島の技術を使っているそうですが、
鹿島の現場で事故が起きて、入札から外れたため、
清水が引き継ぐことになったみたいですね。


群馬県といえば、中曽根さんと福田さんで、
確執もあったとかいわれていますが、


 → 群馬県第3区 (中選挙区)
 → 上州戦争


中曽根さんに近い鹿島と仲のいい
清水建設が受注したみたいですね。


ちなみに、
事業を再開させた前田武志は、
新進党系の民主党議員です。


前にも書きましたが、鹿島は、
小沢人脈でもあるんですよね。


民主党は、以前から、
「コンクリートから人へ」というスローガンを掲げて、
官製談合の類には厳しい追及を
行ってきたみたいなんですが、


結果はといえば、この事業に象徴されるように、
力不足を露呈して終わってしまいました。


「事業仕分け」も、何度か行われましたが、
社会保障制度を維持するだけの額には至らず、


また、会場では、「縮減」や「廃止」という
威勢のいい言葉が飛び交っていたんですが、
あとで、強制ではなかったことが知らされるや、
パフォーマンスだと批判を浴び、


けっきょく、
消費税を上げる ( + 法人税を下げる ) ことで、
妥結を図ったわけなんですよね。
 

民進党が、共産党と共闘までして
「自公ではダメだ」という批判を展開しても、
受け皿となる政党が存在しない、となって、
消去法で自公が勝ってしまうんですよね。
 

組織票にしても 、労働組合の票だけでは
とても勝ち目はありません。

 
民進党が勝つためには、
無党派層からの支持が不可欠で、
そのためには、身内?とケンカするなり、
みんなで示し合わせてうまくやるなりして、
信頼を回復させることが必要でしょうね。


政党のロンダリングだとか、
奇策を弄するのが好きな彼らですが、
なぜか野心を押し殺すことができないようで、
すぐにバレてしまうんですよね。
 

発信力の弱さもあると思いますが、
「今度はこうすればうまくいく」というような 
おもしろい政策を考えないとダメでしょうね。


まあ、
ケンカをするような余裕はないでしょうから、
後者の方が現実的でしょうけど。


それはそうと、このダム、
いったい何が問題なのか、


反対派の主張をまとめてみると、


 ・地域の自然や歴史を破壊する。
 ・地盤がゆるく、崩壊する危険性がある。
 ・コンクリートの耐用年数が50年にも満たない。
 ・ヒ素などの重金属を含む水で、飲み水として使えない。
 ・従来の水力発電所が使えなくなり、
  吾妻川流域の発電量は、大幅に減る
 ・揚水発電用のダム (原発とのハイブリッドが前提) である。( 未確認 )


推進されてきた理由としては、
中曽根さんが連勝していく上で、
大きな推進力となってきた
ということがいわれていて、


 ・プラザ合意による円高
  → バブル経済とその崩壊
  → 製造の海外移転と国内空洞化
 ・内需拡大による巨額の赤字
 ・派遣法による少子高齢化


といった政策を遂行する上で、
大きな役割を果たしてきた
といわれています。


小沢さんや海部さんがやった
日米構造協議などは有名ですが、
中曽根さんも、大局的な人ですから、
日米関係とかを重視するというか、
そういうところがあるみたいですね。


日本の若者がいま見ている光景は、
以前は、合衆国の若者が
見ていた光景だったりします。


中国の解放経済については、
冷戦下の緊張緩和というか、
共産国家を内部から崩壊させようと
していたんじゃないでしょうか。


ダム全般については、
以前は、長野県知事が
「脱ダム宣言」だとかいって、
主要な政策に掲げていましたが、


ダムには、渇水対策だとか、
治水対策という使い道もあって、


現在では、
比較的、効率のいいクリーンエネルギーとして
水力発電が見直されてきているようです。


八ッ場ダムは、当初は、
貯水池みたいなものでしたが、


 → 事業の必要性 (国土交通省)


2008年 (政権交代の直前) に、
水力発電所として利用することになりました。


 →八ッ場水力発電所建設に7億3700万円 県予算案に計上 (上毛新聞)


ちなみに、岩手県は
小沢一郎や鈴木善幸が建てたダムが
たくさんあるようですが、
揚水発電用のダムはないみたいですね。


 → 発電所ギャラリー 岩手県


岩手に原発がないのは、
地形の問題みたいですけどね。


東京電力は、約4500億円を投じて
長野県と群馬県の県境に
世界最大級の揚水式発電所を建設しました。


立地自治体には、2006年度から
巨額の固定資産税収入が入るようになり、
お金持ち自治体となりました。
 

 →「固定資産税は26億円 上野村で発電所稼動」(上毛新聞)


電源三法による交付金も入ってくるんですが、
完成してしまうと、大幅に減額されるため、
2号機、3号機と、増えていくみたいですね。
 

ちなみに群馬県には、
皇后陛下のご実家の本家筋にあたる
正田醤油が館林にあったりします。
  

また、首都圏の水がめである
利根川水系の源流が流れています。